
“シリーズ21世紀の未来社会(全13章)”の要諦再読―その14―
“シリーズ21世紀の未来社会(全13章)”の
◆要諦再読◆ ―その14
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人類の歴史を貫く民衆の根源的思想
―ヒトの原初的「共感能力」の発揚―
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要諦再読 ―その14―
“人類の歴史を貫く民衆の根源的思想”
(PDF:393KB、A4用紙3枚分)
近代に先立って現れた民衆の自然権的共産主義の先駆的思想
イギリス産業革命が進行し、近代資本主義が形成される中で生まれてきたロバート・オウエンなどのいわゆる空想的社会主義といわれる一連の思想や、今日では高校の教科書にも記述されている社会主義とか共産主義という用語の根底に流れる思想は、はたして近代に限られた近代の産物であったのであろうか。決してそうではない。
それは、近代以前の古き時代から人類史の中に脈々として伝えられ、人々の心を動かし、時には民衆による支配層への激しい抵抗や闘いをよびおこし支えてきた、根源的な思潮ともいえる。
それは、私利私欲に走るあさましさ、人間が人間を支配する不公正さ、抑圧される人々の貧困や悲惨さへの憤りに発する思想でもあり、人間の協同と調和と自由に彩られた生活を理想とする人類の根源的な悲願でもあり、したがって、おのずから繰り返し生まれてくる思潮にほかならない。