
長編連載「いのち輝く共生の大地―私たちがめざす未来社会―」第8章
長編連載
いのち輝く共生の大地
―私たちがめざす未来社会―
第三部 生命系の未来社会論 具現化の道
―究極の高次自然社会への過程―
第8章
「匠商家族」と地方中核都市の形成 ―都市と農村の共進化―
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長編連載「いのち輝く共生の大地」
第8章
(PDF:561KB、A4用紙13枚分)
1.非農業基盤の家族小経営 ―「匠商(しょうしょう)家族」
ここであらためて確認しておきたいことがある。これまで一般的に「菜園家族」という時、狭義の意味では、週のうち(2+α)日(但し1≦α≦4)は、家族とともに農業基盤である「菜園」の仕事に携わり、残りの(5-α)日はCFP複合社会の資本主義セクターC、または公共セクターPのいずれかの職場に勤務して、応分の現金収入を得ることによって自己補完する形態での家族小経営を指してきた。
そして、広義の意味では、狭義のこの「菜園家族」に加え、非農業部門(工業・製造業や商業・流通・サービスなどの第二次・第三次産業)を基盤とする自己の家族小経営に週(2+α)日携わり、残りの(5-α)日を資本主義セクターC、または公共セクターPのいずれかの職場に勤務するか、あるいは自己の「菜園」に携わることによって自己補完する家族小経営も含めて、これらを総称して「菜園家族」と呼んできた。
ここでは、後者の家族小経営を、狭義の「菜園家族」と区別する必要がある場合に限って、「匠商(しょうしょう)家族」と呼ぶことにする。
非農業基盤の家族小経営の事例
そこで、「匠商家族」とその「なりわいとも」について述べていきたいのであるが、その前に、一般的に言って、非農業基盤に成立する従来の家族小経営にはどんなものがあるのか、思いつくままに若干、例示しておきたい。










