連載「希望の明日へ―個別具体の中のリアルな真実―」の総括にかえて “高次自然社会への道”(その8)
連載「希望の明日へ―個別具体の中のリアルな真実―」の終了にあたり
≪総括にかえて≫
“高次自然社会への道”(その8)
―自然との再融合、原初的「共感能力」(慈しむ心)再建の可能性―
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連載「希望の明日へ―個別具体の中のリアルな真実―」の
≪総括にかえて≫ “高次自然社会への道”(その8)
(PDF:690KB、A4用紙19枚分)
8 19世紀未来社会論のアウフヘーベン
―その展開のメカニズムと世界史的意義―
19世紀未来社会論のアウフヘーベン
止揚・熟成・・・そして世界の根源的大転換
「菜園家族」基調のCFP複合社会を経て
自然と人間の再融合
人間復活の高次自然社会へ
世界に誇る日本国憲法具現化の究極の道
1)CFP複合社会から自然循環型共生社会(FP複合社会)を経て高次自然社会へ
CFP複合社会の展開過程とその特質
この世界に、そしてこの宇宙に存在するすべては、絶えず変化の過程にある。それはむしろ、変化、すなわち運動そのものが存在である、と言ってもいいのかもしれない。
21世紀、生命系の未来社会形成の初期段階で、決定的に重要な役割を担う「菜園家族」基調のCFP複合社会も、決してその例外ではない。
ここでは、CFP複合社会の展開過程を、まず、C、F、P3つのセクター間の相互作用に注目しながら見ていきたい。そして、その側面から、人間の労働とは一体何なのかを問いつつ、その未来のあるべき姿についても同時に考えることにする。