『よつばつうしん』2017年4月号に小論が掲載されました

 『よつばつうしん』2017年4月号の「視点論点」コーナーに、「21世紀の『菜園家族』時代の扉を開くと題する小貫の小論が掲載されました。(小論の全文を読む →
 『よつばつうしん』は、関西よつ葉連絡会(大阪府茨木市)が毎月1回発行している機関紙です。
 この会では、「生活の糧は、おカネを介して手に入れることが当たり前になっている世の中で、自らの食べるものを少しでも自分で作ってみましょう」と呼びかけ、この12年来、会員にカタログで「地場の野菜苗」を紹介し、家庭で野菜作りを楽しむよう薦めてこられたそうです。
 『つうしん』4月号の配布は、ちょうど野菜苗の配達週にあたるので、今回の「視点論点」の小論が、野菜作りをしてみようと思いはじめている会員さんの励みになる内容になれば・・・と編集部からご依頼があり、寄稿したものです。

◆関西よつ葉連絡会のご紹介◆
 関西よつ葉連絡会は、1976年、当時の「有機農業運動」と「食品公害追放の消費者運動」の高まりの中で、大阪の地に生まれた団体です。会員に安全な食べもの・安心して使える生活用品を供給する活動に取り組み、現在、会員は約4万世帯に広がっています。
 この会では、生産・流通・消費を結びつけ、食べものをめぐる社会的仕組みを作り変えなければ、安全な食べものを手に入れることはできないとの考えから、自前の農場と食品加工工場を持ち、運営しておられます。つまり、供給を受けるだけの単なる消費者団体にとどまることなく、自らも「生産」活動に参加し、「物」(食べもの)を作る苦労と喜びを体験する必要があると考えておられるのです。
 そして、社会・経済・政治の問題をも考え、国内だけでなく世界にも目を向け、世界の人々と協同して活動する中でこそ、目標が実現されていくと、下記のような「よつ葉憲章」を掲げ、全国各地の農家や市民など、さまざまな分野の人々とのネットワークを広げながら、多彩な活動を展開しておられます。

★よつ葉憲章★
1 私たちは食は自然の恵み・人も自然の一部という価値観に重きを置き、自然との関わりを大切にする、安心して暮らせる社会を求め、その実現にむけて行動します。
2 私たちはモノよりも人にこだわります。バラバラにされた生産・流通・消費のつながりをとりもどし、そして人と人とのつながりを作り直します。
3 私たちは食生活の見直しを通じて、世界の人々の生活を考え、共に生きる道をめざします。
4 私たちは目先のとりあえずの解決より、根本的な未来に向けた暮らしの創造をめざします。
5 私たちは志を同じくする団体や個人との協同を、小異を超えて追求します。

詳しくは、関西よつ葉連絡会のホームページhttp://www.yotuba.gr.jp/をご覧ください。