Facebookページの掲載記事(2021.11.10)
先日、このホームページでもご紹介した三重県勢和村の図書館司書・林千智さんから、早速、2021年11月6日、菜園家族じねんネットワーク日本列島Facebookページhttps://www.facebook.com/saienkazoku.jinen.network/の「コミュニティ」欄に、ご投稿をお寄せいただきました。以下に転載いたします。
なお、新プロジェクト“菜園家族じねんネットワーク日本列島”の趣意書(全文)― 投稿要領などを含む ― は、こちらをご覧ください。
こんにちは。勢和図書館です。
このたび、FBにて小貫先生にご紹介いただき、とてもありがたく思っています。
こちらからも、勢和図書館や勢和地域の様子を少しずつ投稿させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。
ではまず、勢和図書館編Part1「『四季 遊牧』との出会い」~
『四季 遊牧』には、大変お世話になりました。思えば、もう17・8年も前、野呂さんご夫妻とともに滋賀県永源寺図書館で出会ったのが始まりです。
そのすぐ後、町村合併を目前に控えていた2005年から、合併を経て、図書館開館10周年を迎える2007年まで、4回もの上映会を開催することができました。「お弁当2つの上映会」や3編分割のシリーズ上映会、ダイジェスト版上映会など、様々な形で行い、小貫先生にもお越しいただきお話をうかがうことができました。
合併という大きな変動の時を乗り越えるには、地域のことをどう考えていくのか、そして私たち自身はどう暮らしていくのか、皆で考え合うことが不可欠となっていました。
その、揺れ惑う私たちを支えてくれたのが『四季 遊牧』、そして小貫先生と伊藤恵子さんの存在であったのだと、今、心からの感謝とともに改めて思い返しています。
初めての上映会では、終盤、小貫先生の語りで締めくくられるエンディングで涙が止まりませんでした。その体験を胸に刻み、新たな地域づくりへの一歩を踏み出せたのだと思っています。
図書館が地域に果たす役割は「ほんものに出会える場づくり」なのだと実感しました。ほんものの「人」や「本」に出会っていただくことで地域のみなさんがつながっていくことが、「ここで生きていく」ためのエールになっていけばいいなと、以前にもまして願うようになりました。
そしてこの頃から、地域のみなさんとともに様々な場づくりが始まっていきます。
勢和図書館 司書・林 千智(三重県多気郡多気町勢和)