「菜園家族」的平和主義の構築 ―憎悪と暴力の連鎖をどう断ち切るか―

安倍政権は、「積極的平和主義」の名のもとに、強引に憲法9条の拡大解釈をおしすすめ、その法制化を急いでいます。いよいよわが国が物質的にも精神的にも軍事化へと急傾斜していく今、強い危機感と憤りを覚えています。
 戦後70年の節目にあたって、“甦る憲法第9条” の願いを込めて、このたび小文 「菜園家族」的平和主義の構築 ―憎悪と暴力の連鎖をどう断ち切るか― (小貫雅男・伊藤恵子)をまとめました。
 この中では、憲法9条の精神を生かす具体的で現実的な道として、自衛隊の漸次解消と「防災隊」(仮称)への統合・再編という新たな提案も行っています。
 非戦・平和構築の運動の創造的展開に、ささやかながらも一つの視点を投げかけるものになればと思っています。ぜひご一読ください。

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「菜園家族」的平和主義の構築 ―憎悪と暴力の連鎖をどう断ち切るか―
(2015年3月27日付、PDF:411KB、A4用紙10枚分)

 この小文の構成は下記の通りです。

目 次

あらためてアルジェリア人質事件を思い起こす
日本国憲法の平和主義、それを具現化する確かな道こそが今何よりも求められている
アベノミクス主導の解釈改憲強行の歴史的暴挙
あらためて日本国憲法を素直に読みたい
アベノミクス「積極的平和主義」の内実たるや
「自衛」の名の下に戦った沖縄戦の結末は
「巨大国家の暴力」と「弱者の暴力」との連鎖をどう断ち切るか
憲法第9条の精神を生かす新たな提案
  ― 自衛隊の漸次解消と「防災隊」(仮称)への統合・再編

非戦・平和の運動に大地に根ざした新しい風を
「菜園家族」の道こそ、世界に誇る日本国憲法にいのちを吹き込む
戦後70年の節目を迎えた今、もう一度初心にかえり世界の人々に呼びかけよう

2015年3月2日に当ホームページに掲載した改訂版「お任せ民主主義」の終焉 ―近代の超克と主体性構築の時代へ―(小貫・伊藤、PDF:1,221KB、A4用紙43枚分)を併せお読みいただければ、「平和構築」に関するこの小文の本意を、さらに深いところから汲み取っていただけるのではないかと思っています。